自慢

ふと、ああ、これ言いたいなあ...と思うことって、ほとんどが自慢話だったりする。自慢話ってしても良いことがない。聞いている人は全員、気分が悪いし。自分は一時、気分が良いかもしれないが、周囲の人の気分を害しても損ばかりだろう。

何か言う前には「これは自慢じゃないか?」と確認する癖がついた。でも、なかなか厄介なもので、遠回しな自慢につながるような言動を無意識にしていることがあって、無意識だからその場合は事前に気付けない。他人の反応が思いがけないものだった時に、「思いがけない、ってことは俺は何を期待していたのか」と自問すると、結局「すごい」と言われたかっただけ、とわかってショックを受けたり。

根が深い。自慢をしたい生き物なのだね、人間は、というか少なくとも俺は。嫌だねえ。

どうしても自慢をするのなら、少なくとも「これは自慢です」とわかるようにすべきだろう。一番簡単なのは、事前に「自慢します」と言うことだ。一番たちの悪いのは、自慢してないように見せて、相手に「すごい」と言うよう仕向ける遠回しの自慢だ。これはできるだけ、やめたい。できるだけ...