思い込み

長いこと、うっすら悩んでいた。いや自分でも悩んでることを忘れてしまうくらいうっすらと。でも悩んでいたことは確かだ。何かと言うと、

パスタの茹で時間

である。1.6mm買うとね、9分って書いてある。素直な性格だから、そう書いてあればその通りにする。9分測る。一応確認。うーん、硬い。というか硬すぎる。ラーメンの硬さにバリカタの上のハリガネ、粉落とし、ってのがあるらしいけど、これはまだ粉落としにもなってない。ほぼ生だ。まあ少しは誤差もあるのだろう。とにかく9分は過ぎたのだから、あと少しで茹で上がるはずだから警戒を怠らずにちょっと待ってみる。

待った。確認する。まだまだ。

待った。確認。まだ。

待った。確認。まだ。

これを延々繰り返して、幾時代かがありまして茶色い戦争ありました...なんて頃に痺れをきらしてもう、フライパンに移して具材と絡めて炒めて食べてしまう...うーん、アルデンテにしてもまだ硬かったな。まあいいか...

とまあ、こういうことをずっと繰り返してきたのだ。アルデンテって感じにまで我慢できたこともあるけど、それにしても大変な長い時間待ってる気がする。でもさ、9分って書いてるんだから、それよりはるかに長い時間ってことはないよね。腹へってるし、茹で上がりを待ち侘びてるから長く感じるだけだ、そうだそうだそうに決まってる。と思ってもなんかモヤモヤする...そんなうっすらとした悩み。

それが先日ふと、そうだ!現実に何分かかってるか測ればいいじゃん!と思いついたのだ。思えばあまりに当たり前のこと。9分を信じすぎて、実際の時間を測ろうという発想がなかったのだ。アホである。すると、

実際の時間は15分くらいだとわかった。14、5分でアルデンテくらい。ナポリタンはくたっとしてる方が美味しいから17分だ。あーもうこれからそのつもりで茹でるから茶色い戦争は起きないよ。

せっかちだから、まだ鍋のお湯が沸騰してないうちにパスタを入れてしまっている可能性もあるけど、そこを正したところで総所要時間は変わらないのでこのままいく。俺の思う沸騰から15分だ。よし。潰しの効かない知識。皆さんはそれぞれの環境でちょうどいい時間茹でてくださいね、って俺が言わなくてもそうするよね。すみません。

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これはナポリタン。17分でちょうど美味しく仕上がった。