私立探偵濱マイク 遥かな時代の階段を

まだまだまだ続くんだよ映画の話...

今日は「私立探偵濱マイク 遥かな時代の階段を」なんだけど、知っている人は知っている通り、濱マイクの映画は三部作だ。本当は三部作をまとめてベスト10入りさせたかったんだけど、それもなんだかな、と思ったので迷った挙句、第二作の「遥かな〜」を選んだ。第二作が一番、完成度が高いと思ったからだ。一作目はマイクの紹介的な雰囲気があるし、三作目はちょっと話が広がりすぎる。あ、予算多めかな、という印象を受ける(わからないけど、あくまで印象)。予算多い方がいいんじゃないの、という意見もあるでしょうが、シリーズに合った予算のかけ方みたいなのあるじゃないですか。ファンの勝手な思い込みなんだけど、好きになった映画のシリーズが急にリッチな感じになると戸惑うというか。関わっている人が増えてるよね、これ、と思うとちょっと心が離れるというか。

第二作は、古今東西のものすごく多くの物語に出てきたであろう構図になっている。最大の敵が自分の父親ってやつ。スター・ウォーズとかと同じ。でも、定番は強いね。強いから定番なのか。形の上では勝ったことになっても、なんかすっきりしないところもいいな。

はじめてこのシリーズを見た頃は、ほんとに舞台になったあたりに住んでいたので、映画を見終わって外へ出たら、身の危険を感じたのを覚えている。あ、これ、さっきマイクが追われてた場所じゃん、なんて思うから。