ピント

まだ続くラン休。朝は走らず、歩いた。モーニングはコメダ。

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コーヒーにピントが合ってるな。あとはボケてしまった。失敗。いや、意図してこう撮ったのだ、と言い張れば成功になる。ってこともないか。意図したにしても、なんだかな、という写真だよ、これは。コーヒーにだけピントが合っている意味はないし、それで誰も幸せにならない。

癖で、よく「それで誰かが幸せになるか」という言い方をするのだけれど、この「幸せ」は別にニコニコ顔になるような普通の意味での幸せじゃないこともある。たとえば、ホラー小説を翻訳したとすると、その翻訳で誰かが「幸せになる」とは「ものすごい恐怖を体験する」ということかもしれない。とんでもなく悲しい小説だったら読者が「泣いて泣いて、しばらく立ち直れなくなるくらい落ち込む」ということかもしれない。

言葉って面白いよね。重層的、複合的、ちょっとしたことで簡単に表面的な意味と正反対に近い意味になったり。

何か意図があって撮った写真が、意図通りに撮れたのが幸せか、というとそれも言い切れない気がする。予定調和で面白みがないってことにもつながる。思いがけない結果、というのは大失敗にもなれば、大成功ではないけど、幸福な何かを生む可能性もある。だからなんだ、というとそう思ったところで何か行動が変わるわけではない。結果を見ると、そういう感想になるなというだけ。何か感慨を抱くたびに行動を変えるのは軽薄じゃないかな。

今日の体重:53.1kg

体脂肪率:13.2%